海外雑誌への掲載のお知らせ「投球側肩の外傷性肩関節脱臼に対するアプローチについて」
2024-12-16
お知らせ
海外雑誌「Journal of Shoulder and Elbow Surgery」に研究成果が掲載されました
2024年11月に当院副院長の光井康博医師が考案した投球側肩の外傷性肩関節脱臼に対する鏡視下バンカート修復術の手技の工夫とその術後成績(従来法との比較)の論文が、海外雑誌 「Journal of Shoulder and Elbow Surgery」 に掲載されました。
野球をはじめとするオーバーヘッドアスリートにとって、肩の安定性と外転外旋可動域の再獲得は競技復帰のカギとなります。しかし、従来法では術後に外転外旋可動域が制限されるケースが多く、この問題は長年、競技復帰を妨げる大きな課題となっていました。当院で採用している Dynamic Anterior Glenohumeral Capsular Ligament Tensioning (DAGHT) 法 は、鏡視下バンカート修復術の際に縫合位置を投球動作に類似した肢位で評価し、過緊張な修復を避けることで、この課題を克服し、従来法よりも優れた術後成績を得ることができました。
この手技は、投球側肩の外傷性肩関節脱臼に悩むアスリートにとって、大きな希望となると期待されています。
掲載された論文にご興味のある方は当院スタッフまでお気軽にお問い合わせください。