百武整形外科病院

令和４年４月１日～令和５年３月３１日までに退院された患者さんの年齢階級別の内訳です。
昨年同様スポーツ外傷などの患者さんの増加により、若年層が全体の約４割を占めています。
若年層が年々増加傾向にはありますが、幅広い年齢層において整形外科専門の入院・手術等を行っております。

１位「肘，膝の外傷（スポーツ障害等を含む）　腱縫合術等」　
当院では前十字靭帯断裂、肘離断性骨軟骨炎の治療が大半を占めており、平均年齢19.9歳と若年層が多い傾向です。

２位「滑膜炎，腱鞘炎，軟骨などの炎症（上肢）　手術あり　定義副傷病なし」　
昨年は５位でしたが増加しており、短期間の入院で行うばね指や腱鞘炎の治療になります。
平均在院日数が全国平均より短い傾向です。

３位「肘，膝の外傷（スポーツ障害等を含む）　関節滑膜切除術等」　
昨年は4位でしたが増加しており、膝の半月板断裂（損傷）、肘関節内外側靭帯損傷（断裂）の治療が大半を占めています。

４位「四肢筋腱損傷　靱帯断裂形成手術等」　
患者数は増加しているが昨年と比較し順位は下がっています。
当院では肩腱板断裂の治療が大半を占めているため平均年齢60.5歳と中年層が多い傾向です。

５位「足関節・足部の骨折・脱臼　関節鏡下靱帯断裂縫合術　指（手，足）その他の靱帯等」　
患者数は増加しているが昨年と比較し順位は下がっています。
当院では足関節外側靭帯に対する治療が大半を占めており、平均年齢29.6歳と若年層が多い傾向です。

１位「腱鞘切開術（関節鏡下によるものを含む）（指）」　
短期間の入院（最短で日帰り入院）で手術を行うことができるため、術前・術後の在院日数が短くなっています。

２位「関節鏡下半月板切除術」　
昨年と比較し対象患者数が増加しています。
平均年齢49.0歳と中年層が大半を占めています。

３位「関節鏡下靱帯断裂縫合術（その他の靱帯）」　
昨年とほぼ同様の患者数ではありますが、他の手術件数の増加により順位が下がっています。
主にスポーツ外傷が起因し、手術に至るケースが多いため平均年齢25.0歳と若年層が多い傾向です。

４位「関節鏡下靱帯断裂形成手術（十字靱帯）」　
患者数は増加しているが昨年と比較し順位は下がっています。
３位同様、主にスポーツ外傷が起因し、手術に至るケースが多いため平均年齢22.6歳と若年層が多い傾向です。

５位「骨折観血的手術（前腕）」　
転倒による骨折が主な受傷原因であり、平均年齢49.5歳と中年層が多い傾向です。